単元株・単元未満株の違いとは?どちらがいいかも併せて解説

少額投資

株を始めるにあたって単元未満株というものを耳にされた方も多いのではないかと思います。

分かりにくい用語が頻出する株ですが、大切な資金を運用するわけなのでこういった用語に対してもある程度の理解が必要不可欠です。

そこで今回は単元株・単元未満株の違いについて、どちらがおすすめかということも併せて解説します。

単元株・単元未満株とは

単元株とは、100株を1単元とした100単位の株のことです。100の倍数である200株、1300株などは単元株で、逆に1単元を下回るような99株や1株というのはこれに該当しません。

単元未満株というのは100株(単元)に満たない株のことです。先ほどの99株や1株などがこれに該当します。

単元株と単元未満株について理解ができたと思いますので、次に2つの違いについて見ていきましょう。

単元株と単元未満株の違い

単元株と単元未満株の違いは以下の3つです。

  1. 取引の仕方
  2. 必要な金額
  3. 利益

取引の仕方が違う

まず1つ目に取引の仕方が違います。単元株は通常の株式取引で取引が行われるのに対して、単元未満株は単元未満株取引で取引が行われます。

通常の株式取引では注文後すぐに約定されますが、単元未満株取引ではすぐに売買ができず、注文から約定まで時間がかかってしまいます。例えば私が利用しているSBIネオモバイル証券の単元未満株取引では注文から約定まで最低2時間かかります。

時間が空いてしまうと株価が変動してしまうのでこれは嬉しくないですよね。

また、単元未満株が単元株になってしまった場合、単元未満株取引ではなく、単元株として取引する場合があるので注意が必要です。

例:50株買った後に50株買って100株になった場合に単元株として取引

必要な金額が違う

2つ目に取引に必要な金額が違います。単元未満株が1株から買えるのに対して、単元株では100株単位の売買しかできません。そのため1株1000円の株であれば、単元未満株であれば1000円から買えますが、単元株では最低でも10万円必要になります。資金面で言えば単元未満株の方が魅力的に感じる方も多いのではと思います。

また任天堂の株のように1株5万円以上する株もあるので、この場合単元株では最低でも500万円以上必要になってしまいます。そういった株を買うためにも単元未満株は有効です。

ただ、資金があって単元株で買えるという方は通常の取引で売買できる単元株の方がストレスが少ないのでじっくりと検討していただければと思います。

利益が違う

3つ目に利益が違います。株に限らず投資は、基本的に投資額が大きければ大きいほど利益(損失も)が大きくなります。そのため、1株買う場合と100株買う場合では必要な資金が違う分、利益も変わってきます。

必要な金額では単元未満株に軍配が上がりますが、利益という面では単元株の方が必然的に大きくなるので、資金があるという方は単元未満株のメリットと単元株のメリットを比較した上で単元株から始めるのもありだと思います。

単元株・単元未満株どちらがいい?

単元株・単元未満株どちらがいいかということは一概にはいえませんが、これから株を始めるという方には圧倒的に単元未満株がおすすめです。

単元未満株は先ほどお伝えしたように、必要な資金が少ないです。そのため、株初心者の方がシミュレーションのような感覚で経験を積むのに非常に有効です。

色々な記事でもお伝えしていますが、株は初心者のうちが一番難しいので、初心者のうちにリスクをなるべく減らして、脱初心者を目標にして知識と経験を増やすことが大切です。

そういった意味で単元未満株は単元株よりも初心者にぴったりなのではと思います。もちろん、絶対にというわけではないので、他にも単元株で始めたり、投資信託から始めたりなど色々な選択肢を時間をかけて検討されることをおすすめします。

まとめ:初心者には単元未満株がおすすめ!

  1. 単元株とは、100株を1単元とした100単位の株のこと
  2. 単元未満株というのは100株(単元)に満たない株のこと
  3. 取引の仕方と必要な資金が異なる
  4. 初心者には単元未満株がおすすめ

単元株と単元未満株の違いについて理解が深まったのではないかと思います。初心者の方には必要資金の少ない単元未満株がおすすめですが、慣れてきたら利益の大きい単元株にシフトしていくのがおすすめです。ずっと単元未満株では利益が大きくなりにくいことに注意が必要です。

記事を通して少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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