【株】支持線・抵抗線とは何か?線の引き方・見つけ方と機能する理由を解説

最低限の株用語

支持線・抵抗線という言葉をよく耳にするかと思いますが、基本的な用語として詳しく説明されないことが多いですよね。

今回は超重要な『支持線』、『抵抗線』とは何かについて分かりやすくお伝えします。

チャートもたくさん載せているのでこの機会に是非支持線・抵抗線を見つけられるようになってもらえればと思います。

支持線・抵抗線とは何か?

支持線とは株価の下落が止まりやすいラインのこと

支持線を示したチャート

支持線とは『株価の下落が止まりやすいライン』のことです。

株価が下落していても支持線までくると、勢いが弱まって、逆に株価が上昇に転じる場合が多いです。

もちろん、支持線よりも下に株価が下落して支持線が『割れる』こともあります。

抵抗線とは株価の上昇が止まりやすいラインのこと

抵抗線を示したチャート

抵抗線とは『株価の上昇が止まりやすいライン』のことです。

株価が順調に上昇していても抵抗線に跳ね返されて株価が下落に転じてしまう場合が多いです。

逆に抵抗線を上に抜けて突破することもあり、これをブレイクアウトと言います。ブレイクアウトをすると今度は突破した抵抗線が支持線として機能することがあり、これをレジサポ転換と言います。

支持線が抵抗線に変わるレジサポ転換

例えば上のユナイテッドアローズ(7606)のチャートは支持線が割れた後に、抵抗線として機能している典型的な例です。

また、1000円や2000円といった区切りのいいラインは心理的な抵抗線(心理抵抗線)として機能することが多いので押さえておくと便利です。

支持線、抵抗線の見つけ方・引き方

一般的に、支持線は直近の安値に線を引くことで、抵抗線は直近の高値に線を引くことで見つけることができます。

ちなみに安値とは、一番安い株価のこと、高値とは一番高い株価のことです。

また、上のような支持線・抵抗線以外にも、下のようにトレンドに合わせて支持線・抵抗線を斜めに引く方法もあります。

どちらが優れているといったことはないので、上昇トレンドや下降トレンドの場合には2つの方法を使い分けると効果的です。

レジスタンスライン・サポートラインを引いたチャート

支持線・抵抗線が機能する理由

支持線が機能する理由

支持線が機能するのには色々な要因がありますが、大きくは以下の2つが考えられます。

  1. 安いと判断されるようになるから
  2. 買い支えが入るから

理由1:安いと判断されるから

株価が安いと判断されると買い手が増えるため、支持線が機能する場合があります。

例えば1000円の抵抗線を越えて1500円まで株価が上昇した銘柄があったとします。

この銘柄の株価が1000円付近まで下落すると、1500円の株が1000円で買えるということですから割安感がありますよね。こういった心理的な要因で1000円で買いが入り、支持線が機能することがあります。

理由2:買い支えが入るから

大口投資家や機関投資家は株価が安定して上昇しやすくなるように意図的に綺麗な上昇トレンドのチャートを作ろうとする場合があります。

その場合、支持線を割らせないように買い支えを行うので支持線が機能しやすくなるんですね。

支持線が機能するのは嬉しいことではありますが、あまりにも綺麗なチャートはふるい落としなどにあう危険性があるため要注意です。

例えば上のチャートはチェンジ(3962)のものですが、とても綺麗な右肩上がりになっているのが分かりますね。

しかし、ここでただ『綺麗なチャートだ』と思うのではなく、『不自然すぎる』ほどに綺麗であることに気づかなくてはなりません。

こちらがその後のチェンジのチャートですが、綺麗な右肩上がりから突然ふるい落としにあっています。

このように機関投資家や大口投資家によって買い支えられている銘柄では、抵抗線が機能することを期待できますが、一方でふるい落としの危険性も考慮しておく必要があります。

よく株の本では支持線の機能する綺麗なチャートをすすめるものがありますが、そういった本に忠実な銘柄選定をしているだけだとカモにされてしまう危険性があるので注意が必要です。

抵抗線が機能する理由

抵抗線が機能する理由も一概には言えませんが大きく以下の3つが考えられます。

  1. 利益確定の売りが出るから
  2. 高値掴みをした投資家が同値切りするから
  3. 機関投資家による売りが入るから

理由1:利益確定の売りが出るから

株価が上昇していくと当然利益確定をしようとする投資家の売りが入ります。また、抵抗線が突破できるかわからない状況においてはとりあえず利確をしておくのが無難なので、抵抗線前での売りは大きくなる傾向があります。

理由2:高値掴みによる同値切りが起こるから

一度抵抗線に跳ね返された時に高値掴みをしてしまった投資家は、含み損から解放されたいので、株価が同じ水準にまで戻ってくると売りを入れる場合が多いです。

そのため抵抗線付近での売りの圧力が更に強くなり、抵抗線が機能しやすくなります。

理由3:機関投資家が株価を操作するから

抵抗線で跳ね返された時に買いを入れて高値掴みしてしまった個人投資家をに損切りさせるために、機関投資家が抵抗線付近で空売りをするなどして売り圧力をかける場合があります。

機関投資家の資金力は10億円〜数兆円と絶大なので機関投資家が絡んでくる場合にはかなり強い抵抗線になる可能性が高いです。

そのため、機関の空売り情報を調べるなどしてあらかじめ機関投資家の動向を探っておくことが大切です。

機関の空売り情報は『企業名+機関の空売り残高情報』で検索すると確認することができます。

支持線・抵抗線の使い方投資法に用いる

支持線・抵抗線では株価が反発する可能性が高いので、支持線で株を買って、抵抗線で株を売るという使い方ができます。

この使い方を利用する際には、トレンドをしっかりと把握することと、支持線を割ったら潔く損切りをすることの2つを意識しましょう。

支持線・抵抗線は割れる!

ここまで支持線・抵抗線についてお伝えしましたが、最後に支持線、抵抗線は割れるものだということを抑えておいてください。

もちろん支持線、抵抗線が機能することも多いですが、機関投資家及びアルゴリズム(AIトレード)が絡んでくると支持線・抵抗線は機能しない場合が往々にしてあります。

そのため、支持線・抵抗線が割れないと思い込むのではなく、あらかじめ割れるものだと想定して、割れた場合にどうするのかという選択肢を用意しておくということが大切です。

これができていないと、支持線が割れて、想定外の含み損を抱えてしまった場合に、恐怖に駆られて投げ売りしてしまったり、そのまま持ち越してしまうといった危険性があります。

支持線が割れてもすぐに損切りするのかナンピンするのか判断できるようにしておきましょう。

まとめ:支持線・抵抗線を意識して株の売買をしよう!

  1. 支持線とは株価の下落が止まりやすいラインのこと
  2. 抵抗線とは株価の上昇が止まりやすいラインのこと
  3. 安値に線を引くと支持線、高値に線を引くと抵抗線を見つけられる
  4. 支持線・抵抗線は割れると考えておく

支持線、抵抗線について基礎的な部分の理解が深まったのではないでしょうか?

支持線、抵抗線は売買の判断でとても重要なので株を買う前に絶対に見ておくべきです。これからは支持線・抵抗線も意識しながらチャートを見るようにしてみてください。

記事を通して少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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