株を始めるにあたって投資スタイルで迷われている方多いのではないかと思います。
この記事では、株初心者におすすめの投資スタイルをランキング形式でご紹介します。
それぞれの投資スタイルのメリットとデメリットについても簡単に触れていますので、投資スタイルを決める際の参考にしていただければと思います。
おすすめする基準
まず初めにどういった基準でおすすめしているかについて簡単に触れておきたいと思います。
私が、今回ランキングを作るにあたって基準としたのは以下の3つです。
- 手軽さ
- 少額から始められるか
- リスクの低さ
手軽さ
やはり初心者の方には難しい投資スタイルよりも、より簡単に実践できる投資スタイルの方がいいと思ったので手軽さを判断の基準にしました。
少額から始められるか
株を初めてするという方にとって、100万円といった多くの資金が必要な投資法は少し抵抗があると思います。
最近では少額から始められる投資法が増えてきているので、今回は判断基準の1つとして取り入れてみました。
リスクの低さ
株を始めたばかりの方は、できるだけ損を出さないようにリスクが小さい投資を心がけた方がいいと思いますので、リスクの低さも手軽さと同じくらい重視しました。
おすすめの投資スタイルランキング
ではランキングの紹介に入っていきたいと思います。
ランキング形式にはしていますが、絶対にこれがいいといっているわけではありませんので、個人の意見として参考程度にしてもらえればと思います。
1位:インデックス投資
圧倒的1位がインデックス投資です。
自分で個別株を選んで買いたいという方以外はインデックス投資でまず間違いないと思います。
インデックス投資は、手軽さとリスクの低さともにトップクラスで非常に優れた投資法です。
また、最近では楽天証券で100円からの積立投資ができるなど、少額から始められるようになったのも非常に評価が高いです。
現状だとまさに敵なしだと思います。
実際の例
これまでのインデックス投資の結果についてみていきたいと思います。
もちろん結果論にはなってしまいますが、これからの予測をする上で多少は参考になると思います。
S&P500

まずはS&P500を見ていきたいと思います。
S&P500はインデックス投資の有名な対象の一つで、チャートをみると分かるようにこれまでほとんど右肩上がりとなっています。
これからも右肩上がりになるかは絶対とは言えませんが、米国の株価が今後も上がっていくと考えられている方は投資の対象として非常に優秀なのではないかと思います。
全世界株式インデックス

次に見ていくのが全世界株式インデックスというものです。
全世界株式インデックスというのは、世界中の企業に投資をすることができるインデックス投資のことです。
地球全体に投資をしているような感じですね。
これも見ていただくと分かるように右肩上がりになっています。
世界中に投資をしているわけですから分散投資の面でも非常に優れた投資対象だと思います。
2つの具体的なインデックス投資の対象についてお伝えしましたが、他にも色々なインデックス投資があります。
興味のある方は、もっと魅力的な商品がないか探してみると面白いのではないかと思います。
2位:バリュー株投資
2位がバリュー株投資です。
自分で個別銘柄を選んで買いたいという方が最初に手を出すならバリュー株投資がいいと思います。
バリュー株投資というのは割安な株を見つけてその株に投資をするという投資スタイルのことです。
暴落下などの割安な状態で株を買うので値下がりするリスクが小さく、かつ上がり幅もあるので利益率も期待できるのが特徴的ですが、年単位での時間を要したり、銘柄選定での手間がかかるという点でインデックス投資の下に位置付けました。
また、単元未満株での売買をすることでインデックス投資同様、少額からの投資が可能となっています。
単元未満株とは1株から買える株のことですね。
個人的に単元未満株を初心者の方にはおすすめしているので興味のある方は参考にしてみてください。
実際の例
では実際にバリュー株投資の例についてみていきたいと思います。
今回挙げているのはこれまた結果論に過ぎないので参考程度にしていただければと思います。
KADOKAWA(9468)

まずひとつ目に角川(9468)の例をご紹介します。
角川は今年のコロナショックの影響で株価が2000円代から下落を続けて一時1100円にまで暴落しました。
しかしこれは会社の業績によるものではなく、人々の恐怖、需給によって起きた暴落ですので、株が割安になったといえるわけです。
仮にここで1100円で株を買ったとするとコロナショックの回復後には好決算の影響もありますが3100円まで上昇しているので、2000円の利益、割合にすると200%の利益を出すことができたということになります。
ユナイテッドアローズ(7606)

続いてご紹介するのがユナイテッドアローズ(7606)です。
こちらも先ほどと同じように、コロナショック前後のチャートとなっています。
ただ、先ほどと違ってコロナショック後も株価が回復しておらずもみ合いが続いている状況です。
個人的にはいずれ回復していくと思いますが、このように回復までに時間がかかる銘柄もあるので、すぐに上がるというよりかは年単位で回復していくというイメージで気長に待つのが大切になってきます。
利益率が大きいのが魅力的ですが、時間がかかる可能性があるということは押さえておいてください。
3位:IPO投資
3位がIPO投資です。
リスクを小さく、利益を得たいという方はIPO投資がおすすめです。
IPO投資とは、IPOと呼ばれるこれから市場に出回る株を購入し、それを売る投資スタイルのことです。
IPOを買って損をするケースは珍しく、買ったら大抵の場合利益が出ているので初心者でも利益が出しやすいのが最大のメリットかと思います。
ただ、このIPOは絶対に買えるわけではなく、抽選で買えるかどうかが決まってくるのでそこは押さえておいてもらえればと思います。
IPO投資は抽選確率が絡んできたり、複数の口座を開設したりと少し手軽でないことがネックですが、投資では通常あり得ない、ローリスクハイリターンを体現した魅力的な投資法ということで3位にあげさせていただきました。
IPO投資の仕組みについてはこちらで触れているので、行き詰まった方は参考にしてみてください。
実際の例
次にIPO投資の実際の例についてみていきます。
フリー

1つ目にフリー(4478)の例をご紹介します。
フリーはIPOを1株2000円で購入でき、2500円で初値がつきました。
IPOを買って初値で売るだけで25%の利益が出ているわけですから凄いですよね。
慣れるまでの間は初値で売ってしまうことをおすすめしますが、フリーのように初値から更に株価が上がり続けるIPO銘柄も中にはあるので、慣れてきたら中長期の保有も視野に入れてみると面白いのではないかと思います。
ウィルズ

次にご紹介するのがウィルズ(4482)です。
こちらもIPO銘柄で、960円で購入できたIPOが初値ではなんと4535円になりました。
100株単位では約10万円のものが45万円となったわけですから、10万円で36万円の利益を生み出したことになります。
ただ先ほどのフリーとは違って、その後は横ばいからコロナショックで暴落しました。
先ほどのフリーが長期的に保有していた方が利益の出た銘柄であったのに対し、こちらは長期的に保有すると逆に利益が下がってしまう銘柄であると言えそうです。
IPO銘柄の長期保有にもメリットデメリットがあるということは押さえておいてもらえればと思います。
ただ、どちらにしてもIPOで購入して、初値で売ればかなりの利益が出ているので、慣れるまでは欲張らずにIPOを買って初値で売ってしまうのがいいかと思います。
まとめ
- 特にこだわりのない方はインデックス投資が現状最強
- バリュー株は個別株を買いたい方の手始めにおすすめ
- IPO投資は初心者でも利益を出しやすいのが魅力
気に入った投資スタイルは見つかったでしょうか?
今回ご紹介した投資法以外にも魅力的な投資法はたくさんあると思いますが、最初のうちは難易度を押さえた上で投資を実際に経験しておくのもありかと思います。
記事を通して少しでもお役に立てたら幸いです。