『証券会社』とは何か?役割と種類を分かりやすく解説

知っておきたい株用語

株を始めるにあたっては『証券会社』という超基礎的な語句について知っておく必要があります。

そこで、今回は証券会社について初心者の方が知っておくべき基礎をまとめてみました。これから株を始めるという方、株に興味があるという方の参考になればと思います。

証券会社とは何か?

証券会社とは株の仲介をする会社のこと

証券会社とは簡単にいうと『株の売買を仲介する会社』のことです。

証券会社の『証券』とは有価証券のこと

証券会社の『証券』とは株や債券などの有価証券のことを意味します。そういった証券を仲介する会社が証券会社ということなんですね。

有価証券とは、株式・債券・手形・小切手などを指します。有価証券はそれ自体に財産的価値を有します。
有価証券は譲渡することにより、その有価証券の持っている財産的権利を簡単に移転させることができるのが特徴です。
有価証券は、手形、小切手などの貨幣証券と運送証券、倉荷証券などの物財証券と株式、社債券などの資本証券の3つに分類されますが、一般的に有価証券といえば、資本証券を指していることが多いようです。

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/yu/J0102.html

証券会社の役割

証券会社が株の売買の仲介をする会社と言われても、なんとなく程度の理解しかできないと思いますので、証券会社の役割に触れながら証券会社について深掘りしていきます。

証券会社の1つ目の役割が株の取引の仲介をするということです。投資家の中には企業の株を売りたいという方とその株を買いたいという買い手と売り手が存在します。しかし、そういった相手を自力で探していては、あまりにも非効率的です。

そこで、上の図のように証券会社が間に入って株を買いたい人と株を売りたい人をうまくマッチングさせてあげているんですね。

さらに厳密にいうと、証券会社で集められた注文が証券取引所と呼ばれる場所に集まり、そこで取引が成立するという仕組みになっています。

証券取引所とは、実際に株の売買が行われる場所で、日本では東京証券取引所、通称”東証”が非常に有名です。

全体的にみると上の図のようになるということですね。

証券会社が投資家の注文を集めるところであるのに対して、証券取引所は証券会社で集めた注文を最終的に集約して、取引を成立させるところです。

少しややこしく感じるかもしれませんが、図を見て証券取引所と証券会社の違いをこの機会に理解していただければと思います。

証券会社の種類

証券会社とは何なのか、そして証券会社がどのような役割を果たしているのかについて解説しましたが、次に証券会社の種類に触れていきたいと思います。

同じ証券会社でも証券会社によってネット証券対面証券の大きく2種類に分けることができます。

ネット証券

ネット証券とはインターネット上で口座開設から株の売買まで全てのことを済ませられる証券会社のことです。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • 松井証券
  • カブドットコム証券

上記の5つの証券会社がネット証券として有名です。楽天証券などは楽天系列の証券会社ですから馴染みのある方もいるのではないかと思います。

その他にもSBI証券、松井証券も人によっては耳にしたことがあるかもしれません。

対面証券

対面証券とは、対面型で株の取引を行う証券会社のことです。

ネット証券では、オンライン上でボタンを押して売買を行うのに対して、対面証券では担当者と直接あったり電話をしたりして株の売買を行います。

有名な対面証券としては以下の5社が挙げられます。この5つの証券会社は5大証券とも言われる大手の証券会社なので押さえておくといいと思います。

  • 野村證券
  • 大和だいわ証券
  • SMBC日興証券
  • みずほ証券
  • 三菱UFJ証券ホールディングス

また、以上の証券会社10社以外にも国内に300近くの証券会社があると言われており、国内の証券会社に加えて外資系と言われる外国の会社も多数存在します。ゴールデン・サックスやモルガン・スタンレーなどは外資系の企業として超有名なので聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?

ネット証券と対面証券はどっちがいい?

ネット証券と対面証券の2つをご紹介しましたが、証券会社は圧倒的にネット証券がおすすめです。

というのもネット証券は対面証券に比べて手数用が安かったり、ネット上で口座開設から売買まで全て行えるなど現代のニーズに非常に適しているからです。

もちろん対面証券にも『アドバイスを受けられる』、『特定の投資法(IPO投資)で有利に立てる』などのメリットがありますが、『手数料が高い』、『定期的に投資を斡旋あっせんされる』などデメリットが大きいためあまりおすすめできません。

証券会社の選び方

先ほど国内に300もの証券会社があるとお伝えしましたが、そういった中から証券会社を選ぶとなると結構迷ってしまいます。

ですから証券会社を選ぶにあたっても、どういった強みのある証券会社を選べばいいのかといった判断基準を先に押さえておく必要があります。

証券会社の選び方、判断基準については以前まとめているので興味のある方は参考にしてみてください。

ちなみに誰にでもおすすめなのは楽天証券です。楽天証券のメリット・デメリットについてはこちらの記事で解説しているので時短したい方は参考にしてみてください。

まとめ:証券会社で口座を開設してみよう!

  • 証券会社とは『株の売買を仲介する会社』のこと
  • 証券取引所は証券会社で集めた注文を集約して、取引を成立させるところ
  • 証券会社には対面証券とネット証券の2種類がある
  • 最近ではネット証券が主流

証券会社について理解が深まったのではないでしょうか?

株を始めるためには証券会社を選んで、口座を開設する必要があります。

色々と分からないことばかりで大変な時期だと思いますが、将来の資産形成のために実践してみることをお勧めします。

記事を通して少しでもお役に立てたら幸いです。

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