【初心者でもスムーズにできる】SBI証券口座開設の流れについて解説 

証券会社選び

今回は国内ネット証券大手のSBI証券の口座開設の流れを解説します。米国株やiDeCo(イデコ)などで強みを持つだけでなく総合力が非常に高い証券会社となっているのでこの機会に是非利用可能にしておくと便利かと思います。

口座開設に必要なもの

SBI証券で口座を開設するためには以下の3つが必要になりますので、各自で準備をお願いします。

  1. PCかスマートフォン
  2. 本人確認書類(運転免許証など)
  3. マイナンバー確認書類(マイナンバーを確認できるもの)

SBI証券の口座開設画面に進む

SBI証券無料口座開設画面

まず最初にSBI証券のホームページに進み、『口座開設に進む』という赤いボタンを選択する必要があります。

SBI証券←こちらからも公式サイトに行けます。

メールアドレスの登録をする

メールアドレスの登録画面

口座開設に利用するメールアドレスの登録を行います。また、このメールアドレスには証券会社からのメールも来るので普段使っているメールアドレスで登録することをおすすめします。

認証コードの入力をする

登録したメールアドレスに6桁の認証コードが届きますので、届いた認証コードを確認して入力画面に戻って入力を行ってください。

届かないという場合には迷惑メールに分類されてしまっている可能性があるので、迷惑メールフォルダを確認してみましょう。それでも届かないという場合はEメールとGメールどちらも試してみるといいと思います。

お客様情報の設定を行う

居住地、お名前、生年月日、性別、電話番号、メールアドレス、住所を入力していきます。

郵便番号の入力で市町村まで自動で入力されます。また、メールアドレスは先ほど登録したものが既に設定してあるので変更する必要はありません。

『特定口座を開設する(源泉徴収あり)』を選択する

個人情報の入力を行うと次に以下の3つの選択肢が表示されます。

  1. 特定口座を開設する(源泉徴収あり)
  2. 特定口座を開設する(源泉徴収なし)
  3. 開設しない

かなり初心者に優しくない分かりにくい選択肢ですが、『特定口座を開設する(源泉徴収あり)』を選択すれば大丈夫です。

特定口座とは?

特定口座というのは、証券会社が税金関連で面倒な計算を勝手に行ってくれる口座のことです。この特定口座で開設することで、株の運用結果がトータルでどうなっているのかを計算する必要がなくなります。

通常、投資で得られた利益には約2割の税金がかかります。例えば100万円の利益が出たとすると20万円を納税する必要があるんですね。

ですから、特定口座を開設するのが一般的です。

ちなみに私も特定口座です。

源泉徴収ありなしとは?

特定口座の中でも更に『源泉徴収あり』と『源泉徴収なし』の2つがありますが、この源泉徴収というのは、証券会社の方で納税してくれるシステムのことです。

つまり源泉徴収ありを選択すると、証券会社の方で勝手に納税をしてくれる、源泉徴収なしを選択すると自分で納税(確定申告)をする必要があるということなんですね。

確定申告とは1年間の所得をとりまとめて所得にかかる税金を計算し、国(税務署)に納めるべき税額を報告する手続きのことです。

https://www.yayoi-kk.co.jp/kakuteishinkoku/index.html

会計に詳しい方や自営業の方はともかく、大半の方は確定申告をしない方が楽だと思いますので『源泉徴収あり』を選択することをおすすめします。

ちなみに「源泉徴収なし」を選択して納税(確定申告)をおこたった場合『1年以下の懲役または50万円以下の罰金』が課せられることがあるので注意が必要です。

また、源泉徴収ありを選んだ場合でも確定申告をして、払い過ぎた税金を取り戻すことができることがあります。詳しくは以下の記事で解説しているので節税の知識を押さえてみてください。

NISAの選択を行う

下に行くと以下の3つの選択肢が表示されます。

  1. つみたてNISAを申し込む
  2. NISAを申し込む
  3. 今は非課税投資を申し込まない

つみたてNISAとは?

つみたてNISAとは年間40万円までの積み立てを20年間続けることができる制度のことです。この制度を利用すると先ほどお伝えした株を売却した時の利益や配当金が非課税になります。

NISAとは?

NISAとは年間120万円までの積み立てを5年間続けることができる制度のことです。この制度を利用すると、積み立てNISAと同じように株を売却した時の利益や配当金が非課税になります。

つみたてNISAとNISAは同時に申し込むことができないので、年間40万円以上でガツガツと投資を行いたい方は『NISA』を、年間40万円以下でコツコツと投資をしたい方はつみたてNISAを選択されるといいと思います。また、迷った際には無理に決めずに『今は申し込まない』を選択することをおすすめします。

住信SBIネット銀行の口座開設の選択をする

次に住信SBIネット銀行の口座開設の選択を行います。

住信SBIネット銀行は名前の通りSBI証券と連携させることで様々なメリットがあるネット銀行です。SBI証券の口座開設とは切っても切れないので、住信SBIネット銀行の口座を開設しておくメリットに触れておきます。

興味のない方はスクロールして飛ばしてみると時短になります。

住信SBIネット銀行のメリット

入金の手間と手数料を省ける

SBIハイブリッド預金とは普通預金とは別で管理されているSBI証券と提携した預金のことです。SBIハイブリッド預金にお金を入れておくとSBI証券にわざわざ入金しなくても株や投資信託を購入するときに自動的に入金を行ってくれます。

株や投資信託を購入する際には、証券会社の口座に入金をする必要がありますが、この手間と手数料を省いてくれるんですね。

金利が10倍になる

住信SBIネット銀行の普通預金金利は年間0.001%ですが、SBIハイブリッド預金の金利は年間0.01%になりますた。普通預金からハイブリッド預金に振り替えておくだけで金利が10倍になるんですね。

ATM手数料と振込手数料が無料になる

特定の条件を達成することによってランクが判定され、ランクに応じてATM利用手数料や振込手数料が一定回数無料になります。

住信SBIネット銀行のランク別のメリット

ランク4まで上げるのは難しいですが、ランク2までであれば比較的楽に上げることができます。

年齢が30歳未満の方はそれだけでランク2、そうでない方も30万円以上の預金をすることでランク2に到達することができます。

また、30万円も預金をしたくないという方は、外貨預金の月末残高あり、SBIハイブリッド預金の月末残高ありを達成することで簡単にランク2に到達することができます。

米ドルの為替手数料が安い

円から米ドルにえる際の手数料が4銭、外貨手数料なら更に半分の2銭と非常に安くなっています。

ちなみに他の銀行は安くても25銭程度なので破格の安さと言えます。(100銭=1円)

SBI証券でお得に米国株や米国ETFを買うなら必須になってくると思います。

このように住信SBIネット銀行で口座を開設しておくと様々なメリットがあるので、SBI証券と一緒に口座解説をしておくといいと思います。

SBI証券Tポイントサービス申し込みの選択

話を戻しますが、次にTポイントサービスの申し込みをするか、しないかの選択をする必要があります。これに申し込んでおくと、保有しているTポイントを利用して投資信託を購入できたり、株取引や投資信託の保有額に応じてTポイントを貯めることができます。

メリットしかないので申し込んでおいて損はないと思います。

規約確認をする

ここまでの項目を全てこなすと、次に規約確認の画面が表示されます。

ここでは、『約款やっかん規定集などの重要書類』を開いて、チェック項目にチェックをする必要があります。

基本的にこういった書類は目を通しておくべきですが、SBI証券は東証1部に上場しているちゃんとした企業なので無名のよく分からない証券会社と比較すると安心して規約に同意できるのではないかと思います。

SBIホールディングス(8473)が上場している証拠

また住信SBIネット銀行で口座開設を申し込んだ方、Tポイントサービスを申し込んだ方はこれらについても一度規約を開いてチェックをつける必要があります。

全てにチェックを入れると下の『同意する』を押して先に進めるようになります。

入力内容の確認をする

最後に入力内容の確認画面が表示されるので、特に大切な内容に誤りがないかを一度確かめて一番したの『口座開設方法の選択』から先に進みます。

口座開設の方法を選択する

口座開設の方法ですが、『ネットで口座開設』と『郵送で口座開設』の2つから選択することができます。

『ネットで口座開設』を選ぶと本人確認書類をスマホで撮影して、アップロードで提出することができます。

郵送で口座開設を選ぶとSBI証券より後日郵送物が届き、本人確認書類も郵送で返送という流れになります。

郵送での手続きでは時間がかかるので、ネットで口座開設をできる方はそちらをおすすめします。

最後に『申し込む」を選択して口座開設の申し込み完了になります!

申し込み完了画面で表示される『ユーザーネーム』と『パスワード』はこの後の手続きに必要なので必ず控えておくようにしましょう。

口座開設の申し込みが済んだ後はどうする?

口座開設の申し込みが完了したら、郵送を選択した方、ネットで選択した方それぞれの最終的な手続きを行っていきます。

郵送で口座開設を選択した方

郵送で口座開設を選択した方は郵送物が届くのを待ち、郵送物が届き次第手続きを開始するという流れになります。以下ネットで口座開設を選択した方への解説となりますが、共通の項目が多いのでこちらを参考にしていただければと思います。

郵送物が待ち遠しいかと思いますが、そんな時は買いたい株を探しておきましょう。いざ本当に買うとなると意外と迷ってしまうのでなるべく根拠をしっかりと持っておくといいと思います。

ネットで口座開設を選択した方

本人確認書類の提出を行う

ネットで口座開設を選択した方は『次へ』を選択して、引き続き本人確認書類の提出を行います。

画面に表示される『本人確認書類の提出』を選択すると、マイナンバーカードと通知カードの選択肢が表示されます。

マイナンバーカードがあれば1枚で本人確認書類及びマイナンバー確認書類として利用できます。

通知カードの場合は運転免許証などの本人確認書類が追加で必要になります。

『通知カード+本人確認ができるもの』が必要ということです。

提出方法を『スマホカメラで提出』を選択、口座開設完了通知の受け取り方法を『メールで受け取る』を選択、本人確認方法を『自分の顔をその場で撮影』を選択してください。

これで、株を買うために必要な取引パスワードはウェブ上で設定し、郵送物を受け取る必要がなく、最短で翌営業日に株を買うことができるようになります。

最後に次へを選択し、本人確認書類、マイナンバー確認書類を提出後、自分の顔を撮影してアップロードを完了してください。

口座開設完了まであともう少し!

ラスト!初期設定を行う

次に初期設定をする必要があります。基本的にスムーズに進められるかと思いますが、メールの受け取りと、インサイダー取引、手数料プラン、配当金受け取り方法でつまずく方がいるかと思いますので補足をしておきます。

メールは受け取らなくていい

まず、メールについてですが、重要性の高いメールは受け取りにチェックを入れなくても届くので受け取らないで大丈夫です。

インサイダー登録とは?

次に『インサイダー登録』という見慣れない単語が出てくるとおもいます。

インサイダー登録とは上場会社の役人など会社の重要な内部情報を知っている方がその情報を利用して違法に株の売買をしてしまうのを未然に防ぐシステムのことです。

上場企業の重要な内部情報をインサイダー情報、インサイダー情報に基づいて株の売買を行うことをインサイダー取引と言います。違法なので絶対にしてはいけません。

関係のない方がほとんどだと思いますので、何も入力せずに次へ進んで大丈夫です。

手数料プランはどっちがお得?

手数料プランではスタンダードプランとアクティブプランの2つが選択可能です。1日に頻繁に取引をしない方にはスタンダードプラン、1日に何度も取引をする方にはアクティブプランがお得です。

手数料プランは後から変更可能なのでとりあえずどちらか選択すればOK

配当金受け取り方法はどれが正解?

配当金受け取り方法は株式比例配分方式へ変更しておくといいと思います。

特にNISA口座で非課税で配当金を受け取りたい方はここをチェックしておかないと損をしてしまうので注意が必要です。

本人確認書類などの提出書類の審査が完了したら登録したメールアドレスに通知が行きます。その中に株取引で必要な取引パスワードを設定するURLが記載されているのでそこから設定を行ってください。

口座開設完了!!

まとめ:SBI証券で投資を始めよう!

SBI証券の口座開設の流れについて理解が深まったのではないかと思います。投資を始める際にハードルとなっているものの1つが口座開設ですが、気まぐれでもこのハードルを超えることで資産形成について真剣に考える機会が増えると思います。

口座開設をした後もそこがゴールではなく、スタートであるということを忘れずに資産形成のための知識を身につけてもらえればと思います。

記事を通して少しでもお役に立てたら幸いです。

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