積み立てNISA(ニーサ)とは何か?初心者が知っておきたい基礎知識をまとめて解説

お金を増やす方法

今回は超がつくほどお得な『積み立てNISA』についてまとめて解説します。知らないとまずいというレベルなので、是非この機会に押さえてもらえればと思います。

積み立てNISA(ニーサ)とは何か?

積み立てNISAニーサとは小額投資非課税制度のことで、小額の投資で非課税になる制度のことです。

『積み立て』と付くだけあって毎月積み立てをしていく形式の投資ですが、積み立てNISAでは通常の積み立て投資と異なり、運用益が非課税となります。

20歳以上であれば加入可能で、100歳の方でも加入できる多くの方が利用可能な制度となっています。

積み立てNISAの上限額はいくら?

いくらでも積み立てができるというわけではなく、積み立てニーサには積み立て上限があります。

全国民一律で月3万3333円、年間で40万円までの積み立て投資が可能となっており、20年間で最大800万円の積み立て投資が可能です。

上限額でなくとも毎月1万円程度の積み立ても可能なので、始めは無理をしない程度の資金で始めるのもいいと思います。

また、この積み立ては毎日、毎週、毎月などの期間と、積立額の変更が自由に行えます。

積み立てNISAの非課税期間はどのくらい?

2018年〜2037年までに始めるとその時点から20年間非課税となります。投資は時間をかけるほどお金が増えていくので始めるなら早い方がおすすめです。

積み立てNISAのメリット

運用益が非課税になる

積み立てニーサ最大のメリットは運用益が非課税になることです。通常、投資の運用益には2割の税金がかかりますが積み立てニーサの運用益には20年間の間課税されません。ですからその分お得に資金の運用ができます。

例えば100万円の利益が出たときに、通常は20万円が税金として徴収されますが、ニーサではこれが0円になります。

iDeCo(イデコ)と違って契約解除ができる

積み立てニーサは途中で契約解除をすることができます。ですから資金が必要となったときにお金を下ろすことが可能です。人生何が起こるか分かりませんから必要なときにお金が下ろせるというのは安心ですよね。

似たような制度にiDeCo(イデコ)がありますがイデコは途中でお金を下ろすことができません。

契約解除ができるのは積立ニーサの強みと言えそうですね。

積み立てNISAのデメリット

積み立てニーサのデメリットは以下の3つです。

  1. 非課税期間が20年間に限定されている
  2. 投資対象が投資信託しかない
  3. 元本保障ではない

非課税期間が20年間に限られる

積み立てニーサの非課税期間は20年間のみです。

イデコは60歳になるまで非課税ですから、20歳に始めるとすると約40年間非課税ということになります。

個人的にはもう少し非課税機関を伸ばしてもらえるとありがたかったかなと思います。とはいえ20年間の非課税でもかなりの節税が期待できるのでメリットではあります。

投資対象が投資信託しかない

積み立てニーサの投資対象は投資信託しかありません。普通の株式を買ったりすることはできないということです。

ただ、投資信託は非常に初心者におすすめで、特に、インデックス投資などの優良な投資は投資信託でしか扱うことができないので個人的にはさほどデメリットではないと思っています。

ただ普通の株式を購入したり、定期預金をしたい人にとってはかなり残念なことだと思います。

元本保証ではない

積み立てニーサに限らず多くの積み立て投資で言えることですが、元本保証ではありません。ですから引き出すタイミングによっては積立額よりも資金が目減りしてしまっている場合も考えられます。

ただ、積み立て投資は過去の業績を見ても資金が目減りする期間が20年で51ヶ月程度あります。

ですから資金が目減りしていてもそれが当たり前だと思って気長に待つことが大切です。一番やってはいけないのは恐怖に駆られて安く売ってしまうことです。それまで積み立てた努力が全て水の泡になってしまいます。

積み立て投資では実際に恐怖に駆られて売ってしまう人が多く、そういった方は積み立て投資による利益を享受することができません。そうならないために、損をする期間が一定期間あるということを理解しておくことが重要です。

積み立てNISAを始めるには?

積み立てニーサは証券会社で口座を開設すると始めることができます。

そのため、積み立てNISAを始めたいと思われている方は、まずは証券会社選びから始めるといいと思います。

証券会社は国内に300程度あるので、選ぶのに非常に苦労されるかと思いますが、実際のところは積立NISAであれば、楽天証券が圧倒的におすすめなのであまり迷う必要はないのではないかと思います。

積み立てNISAの検索候補を示した図

実際に『積み立てNISA』と検索をしていくと、検索候補の3番目に楽天と出てきます。それくらい積み立てNISAに適した証券会社なんですね。

具体的には、積立金額の1%分が年間6000円を上限にポイント還元されたり、100円からの小額投資が行えたりといった魅力があります。

年間1%と聞いてもあまり凄さがわからないかと思いますが、投資の世界での1%は、かなり大きいです。現在の銀行預金の金利が0.001%程度であることを踏まえるとその凄さが実感できるのではないかと思います。

また、この1%の差は投資を続ければ続けるほど効果が大きくなってくるので、老後資金など長期的な資産形成を目的としている方は楽天証券を選ばない手はないと思います。

楽天証券は他にも充実した分析ツールを提供してくれることでも人気があるので分析ツールを使いたいという方は押さえておくと便利です。

積み立てNISAでおすすめの投資信託は?

おすすめはインデックス投資メインの投資信託で、中でもアメリカのインデックス投資がおすすめです。

具体的には『楽天全米株式インデックスファンド』がおすすめです。そしてこれを選択するのであれば楽天証券で積み立てNISAを始めるのがおすすめです。

ただ、20年も大事な資産を運用してもらう投資信託を選ぶわけですから、鵜呑うのみにせずに自分なりに調べることも怠らないようにしていただければと思います。

積み立てNISAでどのくらい儲かるの?

ここまで積み立てNISAの概要についてお伝えしましたが、どのくらいの資産の増加が期待できるのか気になっている方も多いと思います。

簡単に計算をしたところアメリカS&P500のインデックス投資に過去20年間毎月3万円ずつ投資をしたと仮定すると、積み立て金額720万円が20年後には1350万円〜1700万円程度になっていることになりました。約1.9倍〜約2.3倍です。

コロナショック後が1350万円、コロナショック前であれば1700万円程度に資産が増えていて、時期によって多少の増減があるので引き出す(契約解除をする)時期が重要となってきそうです。

つまり、20年間積立可能であっても、途中でピークが来たと判断したら途中での契約解除も視野に入れるべきだということですね。

もちろん今後もこの年利が続く保証はありませんが個人的には20年で年利が大幅に下落していく可能性は低いと思います。

皆さんもリスクとリターンの確率を考えて投資をすべきかどうか考えてみてください。

まとめ:積み立てNISAでお得に投資をしよう!

  1. 積み立てNISAとは小額の投資で非課税になる制度のこと
  2. 運用益が非課税
  3. 契約解除が可能
  4. 元本保障ではない

積み立てNISAについて理解が深まったのではないでしょうか?まとめの最後にも書きましたように元本保障ではありません。ですから他人の情報を参考にしつつも、自分で考えて選択をするということが大切です。積み立て投資を活用して上手な資金運用を目指しましょう。

記事を通して少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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