生命保険が要らない3つの理由とおすすめの生命保険の利用の仕方を解説!

固定費見直し

今回は、日本人の多くが加入しているであろう生命保険が必要ないということを実際に数字を見せながら解説していきます。

(生命保険がどうしても必要な方には、おすすめの生命保険の利用法を解説しています。)

現在、生命保険に加入している方にとっては少し辛い内容かもしれませんが、今後の固定費削減にきっと役に立つ内容となっていると思いますので、参考にしてもらえればと思います。

生命保険の概要

生命保険とは、その名の通り、『死亡のリスクに備えた保険』のことで、支払い方法には掛け捨て保険と貯蓄型保険があります。

生命保険の種類

掛け捨て保険

掛け捨て保険とは、支払った保険料が返ってこない保険のことです。

保険料が返ってこない分、保険料が安く、保険自体のサービスが手厚いのが特徴です。

保険に入る必要がある方は掛け捨て保険の方がサービス内容が充実しているのでおすすめです。

貯蓄型保険

貯蓄型保険とは支払った保険料の総額が最終的に少し多めに返ってくる保険と貯蓄を兼ね備えた保険のことです。

例えば月々1万円で積立をすれば、40年後には総額で480万円になりますが、貯蓄型保険で保険をかけながら積立をするとこれが500万円くらいに増えて返ってくるわけです。

一見非常にお得に見えますが、ただのぼったくり保険なのでこれからお伝えするデメリットを押さえてもらえればと思います。

生命保険が要らない理由

還元率がパチンコ以下

生命保険は還元率、つまり集めた保険料のうち、実際に保険に充てられる金額の割合が40%〜80%とかなり低いです。

還元率が低いということは、それだけ保険料金が高すぎるということを意味していて、保険会社の利益を考慮しなければ、現在の4割から8割の保険料金で同等の保険サービスを受けることが可能になります。

つまり、保険サービスを提供している保険会社がかなりの利益を貪っているので、保険料金が保険で受けられるサービスの内容と見合っていないんですね。

一度保険をギャンブルだと思って還元率を見てみると保険料金の酷さがよく分かると思います。

手数料がぼったくり

生命保険の中でも特に貯蓄型保険は手数料が高いです。

どれくらい高いかというと、保険料の3割から6割を手数料で持っていかれるくらい高いです。

そのため、貯蓄型保険は、始めた時点ですでに元本割れしていて、満期まで積立をしないと元本割れのリスクが高いんですね。

例えば3万円の積立を始めたとすると、初月の3万円のうち9千円〜1万8千円を手数料で取られてしまうので、実質の積立額は1万2千円〜2万千円にまで目減りしてしまっています。

更に過去には、しっかりと満期まで積立をしたにも関わらず元本割れして裁判沙汰になったケースも存在するので貯蓄型保険は絶対に避けるようにしましょう!

他の保険より入る必要性が低い

生命保険は死亡のリスクに備えた保険ですが、その特性上、子持ちの世帯や扶養している家族がいる方を除けば、比較的優先度が低い保険だと思います。

生命に関わる保険を優先度が低いというのは失礼かもしれませんが、高額の賠償金をカバーしてくれる自動車保険などよりは優先度が低いというのは納得いただけると思います。

保険に入るか入らないかという選択は他の保険に比べて緩いので、保険に入らないという選択肢が結構現実味を帯びてくる場合が多いです。

例えば、独身で一応生命保険に入っているけれど、もし何かあっても保険に頼らずにやりくりすることも可能な方結構多いのではないかと思います。

今までなんとなく生命保険に入っていたという方も、本当に生命保険に入る必要があるのかというのは一度考え直す必要があると思います。

ただ、生命保険に充てていたお金を浪費してしまうと、万が一の場合に必要な資金がなくなってしまうので、浮いたお金は投資などに回すことが前提になります。

おすすめの生命保険の利用法

生命保険に入らない

生命保険に入る必要がないという方は、そもそも生命保険に入らないことを強くおすすめします。

万が一の場合を考えるとどうしても不安になってしまう方もいると思いますが、生命保険に充てる費用を投資に充てた方がはるかにリターンが大きいです。

例えば、積立式の投資でも、年利5%を超える商品は結構あります。特にインデックス投資という投資法は安全性も高く、利回りもいいので初心者にもおすすめできます。

万が一の場合をカバーできるのは保険しかないと思い込まずに、まずは投資などの金融リテラシーを身につけると保険が本当に必要か否かを判断しやすくなると思います。

当ブログでもお金を増やす方法や株式投資についての知識をお伝えしているので興味のある方は参考にしてみてください。

還元率の高い保険を選ぶ

民間の保険会社は利益を出せる範囲内で、保険料の価格設定を行なっているので、実際のところお得な保険というのは存在しません。

しかし、保険会社が提供するサービス以外の保険、例えば、県の提供する保険や勤めている会社自体が提供するサービスであれば、利益を目的としていないので、還元率が100%に近いお得な保険サービスを受けることができます。

こういったサービスが受けられる民間の会社は多くはないかもしれませんが、生命保険に入っておきたいという方はこういった還元率の高いコスパのいい保険を選ぶといいと思います。

掛け捨ての保険に入って余剰資金を投資に回す

保険には入っておく必要がある場合には、貯蓄型保険には入らずに、掛け捨て保険に入って、浮いたお金を投資に回した方がトータル的にかなりお得になります。

例えば、40年間、年利1%の貯蓄型保険に毎月3万円積み立てた場合と、3000円の掛け捨て保険に入って浮いたお金を年利5%の投資に充てた場合とでは最終的な資産に2倍以上の差が生まれます。

貯蓄型保険:1769万円

掛け捨て保険+投資:4120万円

投資の利回りを3%に抑えた場合でも、2500万円となり、倍近くの差が生まれるので貯蓄型保険に入る価値は全くないと言えそうです。

貯蓄型保険は保険による保障がありますが、貯蓄と保険を欲張ったために大した額ではないので本当に入る意味がないです。保険目的であれば、掛け捨ての保険に入ることをおすすめします。

まとめ:生命保険を見直して固定費を削減しよう!

生命保険について見直すことができたのではないかと思います。

自動車保険など絶対に入っていた方がいい保険もありますが、今回ご紹介した貯蓄型保険のように入らない方がいい保険もたくさんあります。

保険を見直すだけでも、固定費を削減して、長期的に見れば数百万円単位での節約が見込めるので、生命保険に限らず色々な保険を見直していくことをおすすめします。

記事を通して少しでもお役に立てたら幸いです。

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