株初心者は何銘柄がベスト?銘柄数を決める基準とおすすめの銘柄数を解説

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株を始めてポートフォリオを組んだり、投資スタイルを決めたりする際に気になるのが何銘柄がベストなのかということなのではないかと思います。

今回は具体的に何銘柄選ぶのがいいか定まっていない初心者の方に向けて、銘柄数を決める際に基準にすべきことと、おすすめの銘柄数についてお伝えします。

銘柄数を決める基準

銘柄数を決める際に基準にすべきことは以下の4つです。

  • 株に使える時間
  • リスクリワード
  • 買いたい銘柄の有無
  • 資金量

株に使える時間

銘柄数を決める基準の1つ目が株に使える時間です。

株をするにあたってはやはりその企業の情報や、ニュースなどをある程度見る必要があります。また、短期投資の場合はそれに加えてチャートの形や信用買残・売残、出来高の変化なども併せてみなければなりません。

そうなると、1つ銘柄を増やすだけでもそれなりの時間を要することになります。

私の場合は、中長期をメインに運用をしていますが、それでもニュース、IR、株価、チャートの形などは日頃から確認しているので、1つの銘柄につき1日5分程度は時間がかかっています。

自分が株に使える時間から何銘柄まで持てるのかを逆算すると銘柄数の上限が見えてくるのではないかと思います。

個人的には10銘柄以内に押さえておくことをおすすめします。

リスクリワード

銘柄数を決める基準の2つ目がリスクリワードです。株では、資金を集中させればさせるほど利益も大きくなりますが、それと同時にリスクも大きくなってしまいます。

かといって、資金を分散させすぎるとリスクは小さくなりますが、利益も小さくなってしまいます。

要するに銘柄数を決めるにあたっては、リスクとリワード(利益)の比重を考える必要があるわけです。

1銘柄であれば、利益にかたよりすぎている、100銘柄だとリスク回避に偏りすぎているといった感じです。

リスクリワード的に考えていくことで、自分がどのくらいのリスクをとって利益を出そうと思っているのかが見えてくるので一度考えてみることをおすすめします。

個人的には資金の少ないうちは利益の比重を少し大きめにとって、3銘柄をおすすめします。

買いたい銘柄の有無

銘柄数を決める基準の3つ目が買いたい銘柄の有無です。

銘柄数を選ぶにあたっては買いたい銘柄の数よりも大切なことはたくさんありますが、実際のところ、買いたい銘柄がある時とそうでない時では銘柄数は変わってくると思います。

ただ、買いたい銘柄があるからといって無闇に銘柄数を増やすのではなく、入れ替えれる銘柄がないかを一度は確認する必要があります。その上で、どうしても入れ替えられない場合に銘柄数を+1してみることをおすすめします。

株はアイデアで利益を出すことも珍しくないので、何かいいアイデアが浮かんだときには、チャンスを掴むために銘柄数を+1してみるのは個人的にありだと思います。

資金量

銘柄数を決める基準の4つ目が資金量です。

資金量が大きくなっていくと、小さい利益であってもそれなりの額になるので、利益よりもリスク回避が重要になってきます。

例えば100万円で1%の利益は1万円ですが、1億円で1%の利益が出れば100万円になります。

ですから、資金が増えたり、減ったりする中で、その資金に応じた銘柄数を考えていく必要があります。

ただ、根本的な部分はリスクリワードの考え方なので、資金が少ないからといってリスクリワードを無視して1名柄に資金を集中させてしまうということは避けるようにしましょう。

おすすめの銘柄数

これらを踏まえた上でおすすめの銘柄数は3〜5銘柄です。

初心者の方は多くの資金や時間を株に投じることは難しいと思いますが、3〜5銘柄であれば、リスクリワードの比率や、情報収集も問題ないのではないかと思います。

ただ、3〜5銘柄というのは絶対ではないので、買いたい銘柄が増えてしまった場合や、資金量が増えてリスク回避の比重を大きくしたいというときには銘柄数を10を上限に増やしていってもらえればと思います。

また、銘柄数を試してみて、しっくりこない場合には自分なりに少し調整してみると自分にぴったりの銘柄数も見つかると思いますので是非試していただければと思います。

まとめ:3〜5銘柄がベスト!!

  • 銘柄数を考えるときは、株にかける時間と資金、リスクリワード、買いたい銘柄の数を基準にする
  • 買いたい銘柄が増えたときは、入れ替えも検討する
  • おすすめは3〜5銘柄かつ上限は10銘柄
  • 銘柄数を試した後は自分なりに調整してみる

銘柄数がある程度定まってきたのではないかと思います。

株では何かと自分で判断する必要のあることが多いですが、どれも判断の基準というものがあるので、自分なりに判断の基準は何かということを意識してみると悩む機会も減っていいのではないかと思います。

記事を通して少しでもお役に立てたら幸いです。

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