単元未満株で1株から株主優待や配当金はもらえる?受け取り方法までまとめて解説

少額投資

単元未満株で1株から株主優待や配当をもらえるのか一度は気になった方多いはず。

今回はそういった方の疑問にまとめて答えられるように、優待や配当はどういった場合にもらえるのか?ということからその受け取り方法まで併せて解説します。

単元未満株でも株主優待はもらえる?

結論からいうと単元未満株でも株主優待をもらえる企業・銘柄というのはあります。ただし、残念ながら全ての企業で1株から株主優待がもらえるわけではありません。

1株から株主優待がもらえる銘柄

1株から株主優待が受け取れる銘柄は以下のようなものがあります。(個人的にお得感のあるものを選出させていただいています。)

なお以下に記載する情報は『楽しい株主優待&配当』というこちらのサイトを参考にさせていただいていますので、興味のある方は是非。

  • パソナグループ(2168)1801円で自社グループ食事割引券
  • ニッケ(3201)1039円で優待カタログで特別価格での購入が可能
  • 東光高岳(6617)1155円で福島県産品カタログギフトの割引(1,000円相当)
  • 上新電機(8173)2508円で買い物割引券(6,000円相当)

やはり1株から優待がもらえる分、完全な商品券などではなく、割引券が主体となっていますね。

ただ、その中でも上新電機の利回りは非常にいいので、一番お得感があるのではないかと思います。ただし2000円ごとに200円の割引と決められているので6万円分の購入で1割引きといった感じになります。

単元未満株でも配当金はもらえる?

配当金のある銘柄であれば、単元株(100株)保有している場合と同じように単元未満株でも配当金を受け取ることが可能です。

配当金をもらえない銘柄は配当金0の『無配』の企業なので、配当金を受け取りたい方は注意をするようにしましょう。

高配当がもらえる銘柄は?

高配当がもらえる銘柄は上の画像のような、配当利回りの高い企業です。

配当利回りとは、株価に対してどれくらいの配当金がもらえるかをパーセンテージで表したもので、配当利回りが高いほど投資額に対して多くの配当金をもらえるということになります。

上に示した配当利回りランキングはこちらのサイトでみることができるので興味のある方は是非。

企業の中には業績が悪化して配当利回りが良くなっている企業もあるので、株を購入する前には企業の業績を確認する必要があります。その他高配当株のデメリットについてはこちらでご確認ください。

株主優待・配当金を受け取る条件は?

株主優待・配当金を受け取るための条件は、権利付き最終日に1日中株を保有していることです。

権利付き最終日とは1日間株を持っていると株主優待がもらえる日のことです。つまり株主優待をもらうために、株を持っていないといけない日のことなんですね。

権利落ち日というのは、株主優待をもらえる権利がなくなる日のことです。つまり、「この日に株を売ってしまっても株主優待はもらえますよ」という日のことなんですね。

権利付き最終日、権利落ち日の調べ方

また、これらの権利付き最終日、権利落ち日は「企業名+権利付き最終日」という風に検索すれば簡単に調べることができるので、気になる銘柄の権利付き最終日について調べてみましょう。

多くの企業は権利確定日が月末にあるので押さえておくと便利です。

株主優待・配当金の受け取り方は?

単元未満株で株主優待と配当金が受け取れることが分かったところで、多くの方が株主優待や配当金の受け取り方が気になっているのではないかと思います。

株主優待の受け取り方

株主優待は権利付き最終日から2〜3ヶ月後に郵送などで受け取ることができます。

企業の業績によっては権利付き最終日の後に優待を廃止することもあるので業績が悪化していないかは軽く確認しておきましょう。会社の『純利益』というものが著しく悪くなっていると危険サインです。

配当金の受け取り方

配当金は郵送される『配当金受領書』と呼ばれるものを銀行に持参して受け取る方法と、証券会社の口座に振り込んでもらう『比例配分方式』と呼ばれる方法などいくつかの受け取り方法があります。

各証券会社ごとの受け取り方法とその変更方法

各証券会社ごとに配当金の受け取り方法と受け取り方法と受け取り方法の変更についてまとめてみました。

以下のリンクから各証券会社の説明画面に飛べますので併せてご活用ください。

SBIネオモバイル証券は受け取り方法を変更可能

SBIネオモバイル証券では、『株式比例配分方式』、『登録配当金受領口座方式』、『従来方式』のいずれかの方式で配当金の受け取りが可能です。

また、これらの受け取り方法の変更はオンライン上ではなくカスタマーセンターに連絡することで変更が可能です。

ワンタップバイは株式比例配分方式

ワンタップバイでは、『株式比例配分方式』で証券会社の口座に配当金が振り込まれます。

受け取り方法の変更は不可能となっていますが特にデメリットもなさそうです。

ライン証券も株式比例配分方式

ライン証券でもワンタップバイと同じように『株式比例配分方式』で証券会社の口座に配当金が振り込まれます。

受け取り方法の変更も不可能となっています。

株主優待や配当金はどのくらいお得なのか?

株主優待に関しては、一部をのぞいてほとんどが割引に関するものだったので、その企業の商品を購入したい方にとってはお得ですが、そうでない方にとっては正直あまりお得とはいえないのではないかと思います。

一方で配当金に関しては1株だろうと、100株だろうと利回りは同じなので、もらえる分だけお得になります。

単元未満株でもっと儲けるためには?

株主優待に期待をしていた方の中には、想像以上にお得感がなくて残念に思われている方も多いかと思います。そういった方がもっと利益を出すためにできる対処法を簡単に挙げてみましたので、参考になればと思います。

値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う

株で一番利益を狙えるのは配当金や株主優待ではなく『値上がり益』です。英語でキャピタルゲインとも言いますね。

配当金や株主優待での利益には限りがあるので、値上がり益を狙った銘柄選定に変更するのが利益を狙うためには一番合理的かと思います。

また、値上がり益を狙える『銘柄の選び方』が分からないと感じている方も多いと思いますので、参考になりそうなサイトのリンクを以下に貼っておきます。どれも分かりやすい入門的な内容になっているので初心者の方でもスムーズに読み進められるかと思います。

株式投資「儲かる人」「損する人」を分ける、銘柄選びの基本【幻冬舎】

株の選び方は?【岡三証券】

株式投資・銘柄の選び方【楽天証券】

また、銘柄を選ぶだけでなく、売買のタイミングというのも非常に重要になってくるので、チャートや、市況情報のまとまった分析ツールを利用できていないという方は楽天証券のスマホアプリかパソコン用のツールを利用するともっといいと思います。

これらのツールは楽天証券で口座開設をすれば無料で利用可能なので、有料のツールを利用する必要はないので注意しましょう。

投資資金を増やす

投資は資金量が多ければ多いほど利益が大きくなりますので、もっと儲けるためには資金を増やすというのが手っ取り早いです。

現在5万円を単元未満株で運用されている方も、毎月少しずつでいいので運用に用いる金額を少しずつ足していくとそれだけで、配当金や株主優待で得られる利益も大きくなるのでおすすめです。

もちろん、無理に資金を増やしていく必要はないので余剰資金の許す範囲内で検討されてみてはと思います。

ちなみに余剰資金は以下のように求めることができるので参考にしてみてください。

余剰資金=貯蓄額−生活防衛資金

生活防衛資金というのは、非常時などに必要になるお金のことで、生活費の半年分が必要であるといわれています。ただ、それでも足りない可能性はありますので、最低でも生活費の半年分と考えることをおすすめします。

単元株(100株)で株主優待を狙う

今回は1株から受け取れる株主優待についてご紹介しましたが、1株かもらえる株主優待は、もちろん魅力的ですが、利益には直結しないものばかりだったと思います。

今回はご紹介していませんが、単元株、つまり100株から受け取れる株主優待には、もっと利益に直結するようなお得感に溢れるものが揃っているので、資金が増やせるという方は、単元株で株主優待を狙うというのもありなのではないかと思います。

単元株で株主優待を狙う

例えばヤマダホールディングス(元ヤマダ電機:9831)は現在株価が1株485円となっているので、100株購入しても5万弱と手頃に購入することができますが、毎年3000円分から5500円分のクーポンを株主優待として受け取ることができます。

さらに配当金も受け取ることができるので、株主優待と配当金を合わせると年間の利回りは10%を超えてきます。

このように単元未満株でも比較的安くで100株購入でき、利回りがいい銘柄があるので、株主優待で利益を狙っていきたいという方は参考にしてみてください。

まとめ:1株でも株主優待や配当はもらえる!

単元未満株で株主優待や配当を得られる場合と、受け取り方法まで理解が深まったのではないかと思います。

配当金はもちろんのこと、お得な株主優待などはしっかりと情報を入れて活用していけるといいですね。

記事を通して少しでもお役に立てたら幸いです。

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