端株、単元未満株、ミニ株の違いって何?なぜ呼び方が違うのか解説

少額投資

端株(はかぶ)と単元未満株、ミニ株といった似たような言葉を耳にした方多いのではないかと思います。今回は端株、単元未満株、ミニ株の違いについて簡潔に解説します。

端株、単元未満株、ミニ株の違いとは?

結論からお伝えすると端株、単元未満株、ミニ株の違いは呼び方だけで、いずれも100株未満の1株から買える株のことを意味しています。

ちなみにS株いちかぶプチ株というのも単元未満株と同じ意味になります。

なぜ単元未満株の呼び方が違うのか?

ここで気になるのがなぜ単元未満株の呼び方がこんなにたくさんあるのかということだと思います。

これはあくまで推測ですが、各証券会社が単元未満株を買えることをPR(ピーアール)するために、自社のみの呼び方を作ったからだと思います。

実際にライン証券では『いちかぶ』、SBI証券、SBIネオモバイル証券では『S株』という表記を用いています。

SBIネオモバイル証券でS株を表記している画像
ライン証券でいちかぶと表記している

私が確認した範囲では以下のように使い分けが行われていました。

  • 正式名称→単元未満株、端株
  • ライン証券→いちかぶ
  • SBIネオモバイル証券→S株

確かに言われてみると、単元未満株(たんげんみまんかぶ)って非常に言いにくくて、覚えづらいと感じられた方多いのではないでしょうか?

他の証券会社との差別化を図った結果といわれれば納得できますが、投資家としてはこれ以上呼び方が増えられたらたまったもんじゃありませんね。

ライン証券の『いちかぶ』という呼び方は非常に無理矢理な感じがあるのでもう限界が来ているのではないかと感じています。

単元未満株を始める際の注意点

単元未満株と端株の違いは呼び方だけということがわかったところで、単元未満株を買う際の注意点について軽くお伝えしておきたいと思います。

これから単元未満株を始める方に役立つと思いますので参考にしていただければ幸いです。

単元未満株を買える証券会社は限られている

単元未満株を買う際の注意点の1つ目が対応している証券会社が限られているということです。

単元未満株は全ての証券会社で購入可能なわけではなく、一部の証券会社でしか購入することはできません。

単元未満株を買える証券会社は以下の3社です。単元未満株を買いたいと思われている方は、間違って他の証券会社を選択してしまわないように注意してください。

  1. LINE証券
  2. SBIネオモバイル証券
  3. ワンタップバイ

SBIネオモバイル証券については口座開設の流れを解説していますので他の証券会社と比較して興味のある方は活用してみてください。

手数料無料は嘘!スプレッドに注意

単元未満株を買える証券会社を選ぶ際に、よく『手数料無料』という言葉を耳にするかと思いますが、残念ながらこれは字面だけでいえば本当ですが、初心者を騙すための嘘です。

実際にはスプレッドと呼ばれる、株価に手数料を組み入れる方法をとっているので手数料と同じ分の料金を支払うことになります。

それを考慮した上でどの証券会社が本当にお得かについては以前解説したので参考になればと思います。

まとめ:端株も単元未満株も一緒!

  • 端株と単元未満株は呼び方が違うだけで同じ
  • 単元未満株を買える証券会社は限られている
  • 単元未満株にもデメリットが存在する

端株と単元未満株の違い、そして単元未満株を始める際の注意点についても押さえることができたのではないでしょうか?

最初はやることが多くて大変かと思いますが、10年後20年後を見据えた勇気ある行動を後押しできればと思います。

記事を通して少しでもお役に立てれば幸いです。

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